どんな顔
横断歩道で信号待ちをしていると
となりにいたお母さんと子供の会話が聞こえてきました。

少年はお母さんに「なぁなぁお母さんはどっちがいい?
こんな風に怒ってる顔と…」で顔をムスーっとして、
「それとも泣いてる顔ー」で顔をビエーンとしながら尋ねています。
お母さんは「わたしはニコニコ顔がえぇなぁ〜」とやさしく答えています。
少年はしばらくニコーっとしていましたが、
「はぁ〜ニコニコ顔はめっちゃ疲れるから普通の顔でおる事にするわ」
とため息まじりに言いました。
お母さんも「はいはい、そうしといてー」と言っています。
信号が変わってお母さんと手をつないで横断歩道を渡っていく少年の顔は
やっぱりニコニコ顔なのでした。


| - | 16:06 | - | -
隙間の住人



今日の夢のお話。

僕が外から帰って家の玄関を開けると、
見知らぬ姉弟が台所におりました。
姉は今まさに部屋に入ろうという瞬間で、
弟はもうすでに中に入っておりました。
その姉が入ってこようとしている所には
本当ならば食器棚があるはずなのですが、食器棚はなく、
なぜか見覚えのない小さな扉が口を開けているのでした。
扉のあるその壁の向こうはお隣さんの部屋のはずです。
僕と目のあった姉弟は、やっべーと言いながら
すばやくその扉から逃げようとしましたが、
とっさに僕はちょっと待てーいと叫んで弟を捕まえました。
君たちはいったいどこの子だ?お隣さんに子供はいないはずだぞう、
そう訊ねてみても姉はテヘテヘと笑っているばかりです。
弟は無言でジタバタとしております。
ならばこの扉はいったいなんだ?こんな所に扉なんてなかったぞう、
そう言うと姉は、いいや扉はあった。ずっとここにあった。
あんたが留守の時にはいつもここから入って遊んでいた。
とまあそう言うのであります。
そう言われてみるとなんだかそんな気がしてくるのが夢の不思議な所であります。
そうか、扉はあったのか、いやはや何年もここに住んでるけど気づかなかったなあ。
僕はここに十年近く住んでいるからひょっとするとこの子たちは
ヨチヨチ歩きの時から僕の部屋で遊んでいたのだろうか、などと考えました。
僕は弟を放してやり、今度来る時は玄関から来なさいと言ってその扉を閉めました。
その瞬間、あぁさてはあの子たちは部屋と部屋との間に住む隙間の住人かもしれないな、
と不思議と納得したのでありました。
そして、扉を見つけたからには今度はこちらから遊びに行く事も出来るなあ、と
少しウキウキした気持ちで目が覚めたのでした。



| - | 23:59 | - | -
尾道
夏真っ盛りの尾道にブラリ行ってきました。
平らな盆地の京都と違って坂道や階段だらけの尾道の街に
前々からなんだか惹かれるものがありました。

普通電車でのろのろ揺られて4時間半。
尾道駅に着いて観光パンフなんかをもろもろ集めて、
さあさあいざ出陣と外に飛び出した瞬間に
モーレツな陽の光が僕のなまっちろい皮膚に刺さりました。
おぉやっぱり京都の暑さとはまたひと味違うもんだなあと
ヒリヒリ感じながら海沿いを歩いて、清水食堂という所へ向かいました。
ここは地元の漁師さんが集まるような小さい食堂で、
魚が格別に美味いという噂を聞いていたので非常に楽しみにしておりました。
さかな、うんまかった。潮風に吹かれて食べる魚は最高であります。
そしてなにより店のおっちゃんとおばちゃんがものすごえぇ人でした。
ちょっと昼ご飯というつもりが話がはずんで気付けば夕方。
ああこれだから旅はよいのです。
約束も予定もないのですきな所にすきなだけいれるのは嬉しいことです。
その後も行く先々で気さくな人々に出会うことができました。
そうやってはじめての土地でも顔見知りができると
その見知らぬ土地もまた最初と違って身近な表情を見せてくれる気がします。
風景写真ではその土地の人々には出会えませんから、
これこそが旅の醍醐味なのだと思いました。











| - | 12:27 | - | -
オリンピック
僕の大好きな作曲家にジョンウィリアムズというお方がおります。
おもに映画音楽の作曲家で、スターウォーズ、E.T、インディジョーンズなどなど
誰でも一度は聴いたことのある名曲を数え切れないほど世に送り出しています。
僕は彼の音楽を聴いているともう体の底からわくわくしてきて、
たまらん気持ちになるのであります。

話変わってはじまりましたねえ北京オリンピック。
開会式すごかった。
けど僕の中でオリンピックといえばやっぱあれだよなぁ〜というのがあって、
それがないとどうもなんかが足りないなあという気持ちになるのです。
1984年、僕が6歳のころのLA五輪の時のテーマ音楽であります。
僕にとって物心ついてはじめてのオリンピックという事で、
テレビから流れてくるその音楽の印象がとても強く心に残っているからなのだと思います。
僕にとってはオリンピックといえばそのメロディなのです。
そしてその曲を作ったのがジョンウィリアムズその人であります。
いやあスゴイ。ジョン爺スゴイ。
やっぱあの腹の底からウキウキしてくる音楽は唯一無二であります。

YOU TUBEをくっつけとくんで
ぜひとも爆音もしくはヘッドフォンで聴いてみてください。
テンション上がることマチガイナシですから。



| - | 03:22 | - | -
鴨川に鶴
夜の鴨川はとても暗いです。
街中はそうでもないですが、僕の住む北の方なんかは
月明かりがないともう真っ暗です。

今夜もおぼろげな光をたよりに鴨川を歩いていました。
すると暗い茂みの近くで何かが動きました。
見ると何か鳥のようなものがボヤ〜っと白くうごめいています。
しかしながら鴨川に生息している鳥にしてはずいぶん大きい。
も、もしや鶴!?京都に鶴!?
ドキーンと胸が高鳴りました。
つるーーー!



のようなポーズでストレッチしてる人でありました。


| - | 02:14 | - | -
子供の瞬間
きのうNHKでやっていたにっぽん夏紀行というドキュメンタリー番組が
素晴らしく良かったです。
高知県の柏島にかかる橋が舞台で、その島の子供たちはみんな
その橋から海へのジャンプができて一人前となるのだといいます。
橋から海までは6,7メートル。めちゃくちゃ怖いと思います。
6年生はみんな飛べるけど5年生はまだ飛べない子がいます。
なかでも人一倍飛ぶのが怖い子がいたのですが、またこの子がいい。
表情や仕草がなんだかとってもいいのです。
子供は単純だなんて思われてるかもしれませんが
本当はそんなことなくて、内心とても複雑なのです。
たぶん大人の百倍くらい複雑だと僕は思います。
飛んで一人前になりたいけど、どうしても怖い。
女子で飛べる子もいるのに飛べない自分が恥ずかしい。
けどそれを開きなおることもまた悔しい。だからちょっと強がってみる。
そんな風にぐちゃぐちゃに入り混じった感情が葛藤している
その子のなんともいえない表情を見ていると、
なかなかこんなにもいい表情にはお目にかかれるもんじゃあないぞうと
テレビの前でなんだか嬉しい気持ちになりました。

近ごろの子供は変わったなんて事をよく耳にしますが、
実際子供たちは今も昔も基本的に変わっていなくて、
変わったのは我々大人の方なのだと考えなくてはいけません。
きっと今の多くの大人たちが、子供が橋桁から海に飛び込むなんて
なんて危ない事をするのかと言うと思います。
子供は弱いのだから守ってあげなくてはと。
それもまたひとつの真理なのでしょうが、
最近はなんだかそれが過剰になってきている気がします。
たとえば子供が刃物で手を切らないように、火で火傷をしないように、
転んでケガをしないようにと大人が子供を心配するのは当然の事かもしれませんが、
子供には刃物で手を切ったり火傷したりすり傷を作ったりという経験が必要なのです。
こんな事を言うと誰かに怒られてしまうかもしれませんが、
やっぱりそうゆう経験をすることはとても大切な事なので、
その機会をむやみやたらに大人が奪ってはいけないと言いたいのです。
もちろんデタラメにケガすりゃいいんだなんて事はなくて、
大人は正しい刃物や火の取り扱い方など、
色んな知恵をきちんと子供に伝える事がとても大事です。
けれどその後はあるていどほったらかしにして子供に経験させるという事が
とっても大事だと思うのです。
この島の大人たちはみんな、子供が橋からジャンプする事を
あたたかく見守っておられました。自分はいくつの時に飛んだんだと
話している大人たちの顔もすごく素敵でありました。
そしてそうゆう環境にある子供たちは実に素晴らしい表情をしていました。
子供が経験するこの一瞬の出来事は大人の何年分の経験に値するのだろうとか
考えると途方もない気持ちになりました。
飛べなくてモジモジしてる時、よし飛ぶぞって決めた時、やぁと飛んだあと、
その時々でビックリするくらい子供の顔つきって変わるのだなあと
なんだかおおげさなくらい感動してしまいました。

僕の尊敬する白髭のおじいさんがとある本でこのような事を言っておられました。
よく子供の未来を考えろなんて言うが、子供の未来とはつまりはただの大人である。
子供の未来を考えるよりも、子供の「いま」を考えろ。
この言葉がとても心に響きました。
子供時代は大人になるためにあるのではなくて、
子供のためにその瞬間のためにあるのだという事です。
親の都合や変な見栄でその子供の瞬間を歪めてはいけないのだという事です。
今日僕が子供について話したり考えたりした事はこの本から学んだ事がほとんどです。
常々ひとりモンモンと考えてきたことがこの人の本ではちゃんと言葉になっていて
僕はじつに救われた気持ちになりました。
そしてこの番組を見ていると、そうそう、やっぱこうでなくちゃと思う瞬間が
たくさんあって僕はやたらと嬉しくなりました。

子供がまっとうに子供時代を子供として生きるという事がどうゆう事なのかを
僕たち大人はもう一度ちゃんと見つめ直さないといけない気がしています。
あの橋に集まる子供たちの嬉しそうな顔も怖じ気づいた顔も年下を面倒みる子の顔も
みんなじつにいい顔をしていました。
僕はそんな表情を見つけると目がはなせなくなるのです。







| - | 23:59 | - | -
崖の上のポニョ

観てきました。僕この映画大好き。



| - | 02:32 | - | -
gallery(ひさびさに)更新!
ひっさしぶりにgalleryを更新しました。
前にブログでも書いていたおっきい絵も
細かいところまで見られるようにしました。
あとイラストもなんやかんやでけっこうたまってたので、
色々とゴチャマゼですが見られるようにしてます。
よかったら見たってください。

junaida.com gallery
| - | 18:55 | - | -
葉っぱ笛
昨日の京都は青々とした空に入道雲がかかりじつに夏らしい日でした。
めずらしく湿度も少なく、あまりの清々しさに僕もカメラを持って
鴨川などで遊んでおりました。
しばらく立派な入道雲などをパシャパシャ撮って遊んでいると
なにやら僕の後方からビビープブブーと変な音が近づいてくるのであります。
振り向いて見やると自転車に乗ったおじいちゃんが
葉っぱを笛にしてご機嫌で通りすぎて行かれるところでありました。
おじいちゃんはしばらく行くと吹いていた葉っぱをポイと捨て、
近場の茂みで新しい葉っぱをゴソゴソと吟味され、
また再びピーブー鳴らしながら自転車をこいで去って行かれました。
その背中は少年のようでありました。



| - | 16:46 | - | -
梅日和
今年は自家製梅干しに初挑戦しています。
産地直の小さい八百屋さんで安心な梅を2キロほど入手しまして
1.5キロは梅干し、あとの0.5キロは蜂蜜につけて梅蜂蜜にしました。
梅蜂蜜をソーダで割ると夏にピッタリの爽やかドリンクになります。
その蜂蜜につけていた梅は10日くらいしたらとりだすので、
捨てるのももったいないからという事で
今日その梅でジャムを作りました。これがまた美味。
バタートーストのベストフレンドでございます。
梅のジャムはうめ〜としょうもない事を口走ってしまうほど
おもいがけずテンションがあがります。
梅干しは食べれるまでにまだ時間がかかりますが、
出来上がるまでにとれる水分をためておくと今度は梅酢ができます。
梅ひとつでも工夫していくと色々できてとっても楽しいです。
手間はかかりますが、これはお金では買えない楽しみなのであります。



| - | 23:32 | - | -
OFFICIAL WEB SITE
PROFILE
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    
<< September 2008 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
    ARCHIVES